「MOTHERS」では、紅茶はすべて「ムレスナティー」というブランドのものをご提供しています。スリランカで最高級の品質を誇るこの紅茶は、クオリティの高さから“セイロンティーのシャンパン”とも呼ばれています。
JR国立駅から徒歩5分の「Kunitachi Tea House」は、そんな世界最高峰の紅茶・ムレスナティーを取り扱う紅茶専門店です。
今回は、なぜ「MOTHERS」がムレスナティーにこだわるのか、そして家庭でできるおいしい紅茶の淹れ方についてご紹介します。
「MOTHERS」がムレスナティーを取り扱うようになったのは、約15年ほど前のこと。アミューズからメインディッシュ、デザートまで、こだわりのひと皿をお届けすることを信条としていたスタッフ一同でしたが、あるとき、お客様が最後に味わうのは、コーヒーや紅茶などの飲みものであることに気がつきました。ならば、“締めの飲みもの”にもこだわりたいとの思いから、「MOTHERS」らしい飲みもの探しが始まりました。
さまざまなものを試すなかで、たどり着いたのがムレスナティー。当時ちょうど「MOTHERS」に入社したばかりだった「Kunitachi Tea House」の恒石賢二マネージャーは、初めてムレスナティーを飲んだときのことをこう思い出します。
「『うわっ、すごい! 何これ!?』というのが最初の感想。すっきりとした味わいで、とにかく香りがいい。MOTHERSに入社する前はバーテンダー、つまりドリンクを作る仕事をしていたのですが、そんな自分にとっても、“記憶に残る”紅茶でしたね」
ティーカップを口元へ近づけたときに、ふっと感じる芳醇な香り。これが、いちばんの魅力だと恒石マネージャーは話します。また、口に含むと、ぱっとやわらかな甘みが広がるのも特徴のひとつ。渋みや苦味はほとんどなく、あと味がすっきりとしていて、思わず何杯も飲みたくなってしまう味わいです。「MOTHERS」の各店舗では、存在感のある脇役として力を発揮しています。
ムレスナティーは、1985年にアンスレム・ペレラ氏が創業したスリランカの紅茶ブランドです。創業者のアンスレム氏は、かつてリプトンブルックボンド社でトップティーテイスターとして腕をふるい、数々の賞を受賞している、いわば“国民的ヒーロー”。アンスレム氏の高いテイスティング技術により、ムレスナティーはいまや地元スリランカの人々には手が出せないほどの高級ブランドになりました。
アンスレム氏が「ムレスナティー」のためにセレクトしているのは、スリランカ有数の産地・ヌワラエリアで育った茶葉。標高1200メートル以上で寒暖差が大きいヌワラエリアでは、文字とおり365日いつでも茶葉を収穫することができます。そんな紅茶づくりに最適な土地で育った茶葉の、若葉に近い部分のみを厳選。徹底したティーテイスターのこだわりが、独特のやわらかな甘みを生み出しています。
「ムレスナティーの甘みは、若葉を使っているからこそ。やわらかく、奥行きのある味わいだから、さまざまなフレーバーとの相性も抜群なんです」(恒石マネージャー)
「Kunitachi Tea House」では、ストロベリー、キャラメル、ホワイトピーチなど、さまざまなフレーバーのムレスナティーを取り揃えています。なかには、ムレスナティーを日本に広めた立役者、ムレスナティージャパン社長のディヴィッド.K氏が発案したオリジナルフレーバーも。高品質な紅茶ではありますが、毎日楽しんでもらいたいという作り手の気持ちから、手軽なティーバッグタイプの商品も豊富に揃っているのが魅力です。
家庭でおいしく紅茶を淹れるコツはあるのでしょうか?
恒石マネージャーは、「難しいことは考えずに、まずはふつうに淹れてみてください」と話します。
「お店でもそうなのですが、緊張して淹れたお茶はピーンと尖った味がするんですよ。考えすぎると、おいしくならない。だから、家族や友達に『どうぞ!』と気軽に出すような、リラックスした気持ちでぜひ淹れてみてください」
あえてポイントを挙げるとするならば、水は味が出やすい軟水を使い、しっかり沸騰させてから使うことだといいます。温めたカップにティーバッグを入れて沸騰したお湯を注ぎ、45秒〜1分ほど蒸らせばでき上がり。
「蒸らし時間を15秒ほど変えるだけでも味わいがかなり変わるので、慣れてきたら時間を変えて、好みの味を探すのもいいですね。いろいろな楽しみ方ができますよ」(恒石マネージャー)
淹れ方次第では、朝から夜までバリエーション豊かに楽しめるとのこと。家庭でも楽しめるおすすめレシピを紹介します。
【眠気をさます、ジンジャーミルクティー】

①温めたカップにティーバッグを1つ入れて、沸騰したお湯200mlを注いで少しおく。
②温めたフォームミルクを加え、仕上げに生クリームやドライのジンジャーを添える。好みで砂糖やはちみつを加えても。
おすすめの紅茶:BLACK
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【ランチタイムにぴったりなティーソーダ】

①温めたカップにティーバッグを2つ入れて、沸騰したお湯150mlを注ぎ、1分ほど蒸らす。
②ティーバッグを取り除き、砂糖30gを加えて混ぜ、“紅茶シロップ”を作る。
③冷蔵庫で冷やした“紅茶シロップ”と炭酸水を3:7の割合で混ぜる。
おすすめの紅茶:WHITE PEACH
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【ゆったり楽しみたい、大人のホットティー】

①温めたカップにティーバッグを1つ入れて、沸騰したお湯200mlを注ぎ、1分ほど蒸らす。
②ティーバッグを取り除き、好みで砂糖ティースプーン1杯、ラムやブランデーなど好みのアルコールをティースプーン1杯加える。
おすすめの紅茶:CARAMEL
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